横浜の中華屋さん もうひとつのふるさとの味
今週のお題「好きなお店」
横浜の中華屋さん。
残念ながら中華街ではない。
横浜に住んでいた頃は月1くらいで行っていた。
6年前、愛知に引っ越してからも年1回の楽しみにしてきた。
新幹線に乗って、新横浜から30分地下鉄に乗って、
駅前の坂道を20分近く歩いていく。
かつて住んでいたアパートの先に、小さな中華屋さんがある。
あの頃と同じように、五目チャーハンと、餃子、もつ煮。
もつ煮って中華料理か?
謎だ。
餃子はけっこう大きくて、一人ではちょっと多いけど、
「年に1回しか食べられないんだから」
って思いながら、残さず食べる。
去年行ったときはもつ煮を頼んだら、「もうお豆腐がないのよ」と
食べられなかった。
「お豆腐なしでも作ってもらえませんか」
って言えば良かった。
今年、行けなかった。
年1回のイベントがなかったから。
東京ビッグサイトで毎年開催されていたのだけど、オリンピックで使われることになり、代わりの場所が見つからなかったのだ。
まぁ、あったとしても今年は中止になっていたのだろうけど。
来年こそ行くんだってはりきってた。
が、オリンピックが延期になった。
ビッグサイトはすでに予定されていたイベントをキャンセルさせてでもオリンピックのために会場を提供するらしい。
キャンセルさせたイベントはどうするの?
代わりの会場を用意してくれるの?
まだ正式には発表されていないから分からない。
わたし、楽しみにしてたんだから。
楽しみは中華屋さんの料理だけじゃない。
帰りに近くの公園の中を歩く。
タイミングが良ければ満開の桜がきれいだ。
もう亡くなった愛犬と毎日散歩して、ボール投げをしていたことを思い出す。
横浜に住んでいたのは大人になってからだけど、約10年間もある。
もうひとつのふるさと。
そんな感じ。
中華屋さんはもうひとつのふるさとの味で、
つらかったことも、楽しかったこともたくさん思い出す場所でもある。
来年は行けるだろうか?
もしかしたら来年じゃなくなるかもしれないけど、
また必ずいくんだ。