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精神障害(うつ病+てんかん) 生活のこと、働くこと、お金のこと

15年前の休職

学生の時にうつ病になってたわたし。

当然ながら、仕事と通院は同時並行です。

平日は仕事、土曜日は通院。でも、土曜日出勤になることも度々あったため、仕事が終わってから病院に行くこともありました。

ただでさえ帰宅するとぐったりしていたのに、待ち時間たっぷりの病院は最悪です。

大学と専門学校の計6年ですっかり一人暮らしに慣れていたわたし。大学1年生の時にはまずかった食事もちらかり放題の部屋も卒業していたはずだった。

でも、ぐったりし過ぎて食事が作れなくなり、お惣菜やお弁当に頼るようになっていった。帰ってからバタンと横になっていたら、スーパーや弁当屋さんはすでに閉店していたこともしばしば。

わたしはあんまり覚えていないんだけど、母に「がんばってもがんばっても、がんばった気がしない」と電話で話していたそうです。

ちなみに母にもうつ病のことも精神科に通院していることも隠していた。

なんか娘が精神科に行ってるなんてショック受けるかなと思って。

 

通院も薬も続けているのに、なかなか改善はなかった。

医師を信頼できなかった。

診療開始時間は午後は3時からなのに、実際には4時から5時からが当たり前。

午前中の診療が終わってから3時間後のシステムのようだ。12時まで受付なんだから、3時に午後からの診察を始めるなんて無理な話です。先生も休憩時間はしっかりとってもらって結構。でも、開始時間が遅れるならそれをきちんと説明してほしい。

威圧的な態度もあって、「もうこの先生じゃ無理、この先生の言うとおりにしてたら死ぬしかない」と思って、4か月後にはもう一人の非常勤に変わった。

先生を変わったその日、「休職しましょう、もうそういう状態ですよ」と。

なぜ前の医師がそういう話が全くなかったのか不思議だった。

新しい先生の話では「診断が抑うつ神経症になっている。でも、あなたはうつ病ですよ。休まないと危ない」と。

私:「休むってどのくらいですか? 1週間くらいですか?」

先生:「いやいや、最低でも1ヶ月」

私:「そんなに休めません!! 職場に迷惑かけちゃいます」

というわけで、断固拒否!!

 

の、1か月後。食事は全くとれなくなり、休職を決意。

が、診断書にはなんど「3ヶ月」と書かれていた・・・。

先生:「遅くなった分、たくさん休まないと回復できないよ」

職場にもずっと隠していたけど、ようやく打ち明けた。「そんなに我慢しなくて良かったんだよ」と快くOKしてくれた。

 

さて、問題は休職中の生活である。

一人暮らし&食事を買いに行く気力はすでにない、このままだと餓死か・・・。

選択肢は2つ。入院か実家に帰るか。入院したとしても、親に隠しているのは困難だ。

愛犬もいたこともあって、実家に帰ることにした。

母に「とにかく病院までついてきてほしい」とだけ話した。精神科だとは言わなかった。医師から全部話してもらった。

すでに休職の手続きは終わってたし、必死で荷物をまとめてあったから帰りにアパートに寄ってもらい、一緒に実家に帰った。

長い療養生活が始まった。