働いてみようと思ったきっかけ
いつだったかは忘れた。
でも、7年以上は前じゃないかな。横浜に住んでいたころの話だから。
ちょうど市の保健福祉センターで
「精神障害者も理解があれば働ける」
という講演があって、それを聴きに行ったことを覚えてる。精神障害者を積極的に雇用している会社の社長さんだった。
・働く時間は徐々にのばす。
・定期的に面談して困っていることがないか話し合う。 など
その頃はなんとなく働くことに興味があった程度で、実際には無理なんじゃないかなと思ってた。
だから、講演を聴いたからといって「わたしもやるぞ!!」という気持ちになったわけでもない。ふ~ん、そんな会社もあるんだなぁくらいの感想で。
わたしの生活は朝夕の犬の散歩(坂道だらけだからけっこうハード)、週1日のショートケア、スポーツクラブで体力づくりが定番。とにかく疲れやすかったからそれ以外の外出というのはあんまりなかった。
両親も「それでいい」という感じでした。
父は仕事をしていたので、経済的にはかなりゆとりのある、何不自由のない生活。
「いずれ年金だけが収入になっても、ぜいたくしなければ親子3人で暮らしていけるよ。だから働けなくてもいいんだよ。できるだけお金も残してあげるし」
そっか~、じゃぁいいや
な~んて気分になれるわけないじゃん!!
誰かのお荷物にはなりたくないのっ!!
働けるようになるとも思えないけど・・・。
それでも、最後の退院から1年半を過ぎたころ、現状の生活から何か変えたいという気持ちだけはでてきた。ずっと体調も安定している生活ができていたということもあると思う。
ほんの少しだけ、働くことを意識できることをしてみたいなと。