愛犬の6才の誕生日 ~愛犬みらい流 強く、しぶとく、たくましい心の作り方~
今日は愛犬みらいの誕生日です。
お祝いはしないけど、毎年思うのはみらいがわたしの心を強くしてくれたなぁと。
みらいはかなり早産で小さく弱く生まれました。
5匹で生まれ、母犬からはあまり母乳も出ず、ブリーダーさんが必死にミルクを飲ませてなんとか3匹が生き残りました。
生まれてすぐの頃、出産情報としてはホームページに載っていたので、子犬の購入を検討していると連絡をしました。
しかし、「今回の子犬たちは健康に育つ見込みがない。育ったとしても極端に小さいサイズで成長が止まるかもしれない。それを承知の上で飼い主になってくれる方にお譲りしたい。健康な子をというご希望であれば、今回は見送ったほうがいい」という返事でした。
健全な子犬を渡すことがブリーダーとしては評判や信頼に関わることですから、仕方がないと思う反面、残念な気持ちでいっぱいでした。
間もなく、出産情報から削除され、もうダメなのかなと。
数週間後、「飼い主さん募集を再開しました」と再びホームページに。
健康に育つ見込みがたったと。
急いで連絡。他にも待っていた人がいたようで、すでに2匹は飼い主さんが決定。
両親と見学にいき(ペットショップでの販売はしないブリーダーさんなので)、最後の1匹がうちの子になりました。生後2か月以降になってからの引き渡しになるので、しばらくお預けです。
血統書の申請がこれからなんですけど、登録に希望の名前はありますかと聞かれたので、
みらい
です、と答えました。
両親には何も相談してなかったので、びっくりしてましたけど。
ブリーダーさんは時々子犬たちの動画をブログにアップしていました。
みらいは一番小さく、遊んでいる2匹に踏まれたり転がされたり、おもちゃを取り上げられたり・・・。子犬はそうやってもまれて育つのですが、いつもやられっぱなし。キュンキュン泣いているばかり。
さて、うちは両親が成犬を飼いたいと希望していました。
ここのブリーダーさんは繁殖引退犬の里親を募集していて、当時も募集していました。
その子をもらうつもりだったのですが、みらいの母犬も今回の出産を最後に引退して、今後は里親募集になると聞き、親子そろって我が家の子となりました。
小さく弱く生まれ、生きられるかどうか分からない状況をくぐりぬけ、たくさん踏まれて過ごしたみらい。
ちっちゃいくせにパワフルで、いたずらが好きで、怖いものなしの性格。
痛いことがあっても懲りやしない。
母犬さくらへの嫌がらせするのが何より楽しい。
さくらは我が子の態度を改めさせようと押さえつけたりもしますが、全く効果なし。
戸が閉まっていたら開くまで叩き続ける。
よく「しつけのために要求に簡単にはこたえないようにしましょう」といわれているのですが、みらいは絶対あきらめない。
生きるなら、楽しまなくちゃ。
やりたいこと、思いっきりやらなくちゃ楽しくないよ。
みらいはそう言っているみたい。
わたしもそうしてみようかな、なんて思うようになった。
ボランティア、ずっと会っていなかった知り合いに会うこと、仕事などなど。
不安な時、背中を押されるというより、蹴飛ばされるくらいの勇気をくれる。
いろいろ言われて悔しかったり、折れそうになったり、うまくいかなかったり。
それでも、あきらめないこと。
何度でも挑戦すること。
みらいの名前に込めた希望。
一緒に、明るく楽しい未来を作っていこうね。